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事件
発端:取り壊されたフェンス
薬師寺家の敷地の一角、境界付近に立てられていた木製フェンスの一部、約3メートルが取り壊されているのが見つかった。薬師寺家の主人は、隣家の沖田がいつも境界のことで文句を言っていたことを思い出し、警察に被害届を出した。
警察が事情を聴くと、沖田は「あれは自分の敷地内に食い込んでいた、亡き父が30年前に建てた古いフェンスの残骸だ。老朽化して危険だったので、修繕のため自分で取り除いただけだ」と説明した。
双方の敷地の境界標は一部が失われており、正確な境界線の位置を示す資料は乏しかった。警察は、器物損壊の容疑で沖田の事情聴取を進めることとなった。