1 / 10事件
事件
発端:届かなかった設備
三上工業は、芝崎の会社に特注のコンベア設備の製作を発注し、契約に基づき前払金300万円を支払った。納期は当初、契約から3か月後とされていた。
だが納期は二度、三度と延期を重ね、半年が過ぎたころ、芝崎から「資金繰りが厳しく、このままでは納品できない」という連絡が入った。設備は結局納品されないまま、契約は事実上頓挫した。
三上は返金を求めたが、芝崎の会社にはすでに返済できるだけの資金が残っていなかった。三上は「最初から届ける気などなかったのではないか」と疑い、警察に相談した。